物語の終わり

７７年間地域住民の足として親しまれてきた日立電鉄が、本日の最終電車をもって運行を終了した。

最終日には休日ではないものの家族連れや鉄道愛好家など、たくさんの人が最期の勇姿を見ようと詰めかけた。

日立電鉄が開業した当初から久慈浜に住む７０代女性は、「泣いても笑っても今日が最後、寂しくなってしまう。娘を迎えによく犬を連れて駅まで行ったものです。電車が無くなると言うことが考えられない」と話していた。

また県内に住む５０代男性は「これだけの設備がある電鉄なのに廃止になってしまって残念、ＪＲ（国鉄）常北太田駅と日立電鉄線ホームがつながっていたら廃止にはならなかっただろう」と話した。


はかた新聞


上記の内容は他の新聞社から引用したものではありません。また、２人の方のインタビュー内容がありますがこれは私との会話のなかでの話をまとめたものです。（作り話ではない）


とうとう廃止になってしまいました。７７年間ご苦労様でした。その模様を簡単レポ

７：００発のスーパー日立で勝田へ、そこで乗り換えて大甕まで行きました。丁度、常北太田行きが止まっていたので切符と乗車証明書を購入して乗車しました。



乗車証明書と乗車券、ちなみに今日は全区間のりませんでしたw



コレに乗って久慈浜に到着、駅施設を撮影し次の電車を待っているとおじさんが現れました。１分後、会話開始。１０分後、

お「ここで待っているのも何だから車で移動しましょう」

は「え！」

お「ささ、乗って」


ってなわけでおじさんの車で大橋まで移動しました。このおじさんはなんでも仕事を午前中休んで来たとか・・・不審者かな～と思っていましたが幸いそういうこともなく大橋につきました。ここで撮影。



良いアングルで最高の天気・・・・・架線柱を入れてしまったことが悔やまれる（滅



さくらと一緒に撮りたかった・・・・・・桜が満開のころ、もう電車は来ない。

この写真を撮影したところでこのおじさんと別れ一路久慈浜を目指しました。途中の駅を撮影しつつ南高野を超えた辺りで撮影・・・・



あ゛～～～～切れた～～～～



こっちは車とかぶることを恐れて早めにシャッターを切った次第。かれこれ７年ほど撮影をしてきましたが、車とかぶることを恐れたのはこれが初めてです。

ここから久慈浜近くのトンネルを目指して歩きました。トンネルに着くとそこにはおじいさんが写真を撮っていました。しばらく周辺を散策した後、おじいさんが居たところに戻ってきて準備。このおじいさんとも色々と話をしました。
定刻より５分遅れで電車がやってきました。やっぱり最終日とあって混んでいるようで定刻発車が難しいようです。



今度は見事に成功、反対側からの電車を狙います。



ちょっと条件が厳しかったのであまりアングルは良くないですが・・・・・・

ここでは２人のおばさんと会いまして話をしました。なんでも電鉄が無くなるので撮影に来たとか。これからむかうところが同じ久慈浜駅方面なので一緒に歩いていきました。その歩いた通りが「文化通り」というそうで昔はかなりひらけていたとか・・・・・・年々衰退していったそうです。おばさんのうちの一人が久慈浜駅でとってあげるとのことで久慈浜駅へ・・・・・もう一人のおばさんは「家あそこだから寄っていってね」と言い残して家に帰っていきました。

そのおばさんに写真を撮っていただいて、そのおばさんとも写真を撮り（人に頼んで）まして、現像できたらおばさんが送ってくれるとのこと。一ヶ月後位には届くと思います（笑）


そのおばさんが「さっきのおばさんの家にあいさつに行ったら～」とのことでそのお宅にお邪魔、すぐ帰るつもりだったのですが何とラーメンの出前を取っていただいてごちそうになりました。（注：そのおばさんとは今日であったばかりです）う～ん久慈浜最高！！


その後そのおばさんと色々と話しまして１３時３５分発の鮎川行きに乗車し、大甕に戻って参りました。





いよいよお別れの時です・・・・・・・

２００５年３月３１日をもって７７年間の歴史に幕をおろした日立電鉄ですが、最終日は花電車が走るわけでもなく、ひっそりと廃線となりました。長い間ご苦労様でした。

余談：大甕駅で常磐線を待っているときのこと、向こうから通過電車がやってきまして・・・・・これです↓



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私はかたは明日から九州に行って来ます。２～３日ほど行方不明になっていると思いますがなにとぞ宜しくお願い申し上げます。